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artek アルテック K65ハイチェア ブラックリノリウム アアルト 914ARK65B-CA
L-レッグの長いタイプを脚部に応用しているK65ハイチェアは、バーカウンターやハイテーブルに合わせやすい高さにデザインされています。背もたれは小さくとも、背と腰を支えるには十分な役割を果たし、美しくカーブを描く足置きが特徴的です。1935年アルヴァ・アアルトのデザインです。
法人様、店舗、テナント、飲食店、個人事業主様、複数台等のお見積もり承ります。
下記よりお問い合わせ下さい。
サイズ |
(約)幅38×奥行40×高さ70cm 座面高さ:59.5cm |
材質 |
バーチ、ナチュラルラッカー 座面:ブラックリノリウム |
その他 |
組立式
「Carry Away Series」はコンパクトなパッケージを採用することで輸送に伴うCO2排出量の削減を考慮したシリーズです。
※ご注文後のキャンセルや仕様変更、イメージ違いのよる商品到着後の返品は承っておりません。 ※座面表面、脚に多少目立つ傷、打痕、節や裏側の傷、汚れ等がある場合がございます。 ※初期不良以外のご使用中でのクレーム対応は不可です。 ※メーカー欠品の場合は、本国からの取寄せを要するため数ヶ月を要します。 |
フィンランドの環境から生まれたLレッグの家具
Lレッグの家具は1933年に発表されたアルヴァ・アアルトの代表作「Stool60(スツール60)」から始まりました。Lレッグは無垢のバーチ材に筋目を入れ、薄いベニヤを差し込むことで積層材状にし、曲げ加工を可能にする手法。フィンランド伝統の「挽き曲げ」技法の流れを汲み、蒸し曲げ加工より強度と正確さに秀でるこの技術により、木材資源を除き資源が乏しかった当時のフィンランドでも、堅牢さとシンプルなフォルムを両立した家具を実現しています。1920年代はドイツを中心にモダン建築が隆盛した時代であり、そこで使われるモダン家具が数多く作られた時代でもありました。
アルヴァ・アアルトもまた、自身の革新的でモダンな建築を形にする中で、そこに調和する家具の必要性を感じ自らデザインを手がけるようになります。Lレッグの家具は、バーチの無垢材によって作られた、マルト・スタムやマルセル・ブロイヤーのスチールパイプ家具への一つの回答とも言えます。
Design: Alvar Aalto アルヴァ・アアルト
アルヴァ・アアルトは1898年フィンランド生まれの建築家です。ヘルシンキ工科大学で建築を学び、卒業後はユバスキュラ市で「建築・モニュメンタルアート事務所 アルヴァ・アアルト」を開設します。
彼の名を一躍有名にしたのが1929?1933年に手がけたパイミオのサナトリウムのプロジェクトでした。その独創性と患者の視線に立った人間本位の設計から高く評価され、建築家としての地位を確立したアアルトは、1943年にはフィンランド建築家協会の会長に選任されています。
照明器具やドアノブに至るまでオリジナルで設計したパイミオでの仕事は、彼の本格的な家具設計の原点となりました。モダン家具の人気の高まりとともに彼の家具の需要は高まり、1935年には建築に専念するため、自身の家具を販売するためのArtek(アルテック)社を設立。その後はフィンランド政府からフィンランド・アカデミー会員に選ばれ、のちに会長を務めるなど晩年まで多忙な日々を送りました。
アルヴァ・アアルトが開発した 「L - レッグ 」を応用した四本の脚に、足置きの役割を果たすリングを取り付けた64ハイスツールは、2つのサイズで幅広い色や仕上げのバリエーションを備えています。
半世紀年以上前に設計されたとは思えない洗練されたデザインは、脚部と座面という最小限のパーツから構成され、それ故に丈夫で時代に左右されません。素材であるバーチやウォルナットは使い込むごとに風合いが変わり、汚れやメンテナンスの跡さえも、エージングの味わいとして楽むファンが多いスツールです。
Artek社はアルヴァ・アアルトと彼の妻であり、同じく建築家だったアイノ・アアルトに加え、歴史学者で批評家であるニルス・グスタフ・ハール、そして制作のバックアップを行なったマイレ・グリクセンの4人のフィンランド人によって1935年に設立されました。
その社名は「Art(芸術)」と「Technology(産業技術)」を組み合わせた造語でありその2つを融合し、モダン家具を追求するという先駆的な試みを表現しています。この思想は1920年代に隆盛した国際的なモダニズム運動の骨子であり、同時代にバウハウスにてヴァルター・グロピウスが掲げた「芸術と技術の新しい統一」というスローガンと同じ哲学を共有しています。
アルテック社では長年の環境への取り組みを積極的に行っており、使用には問題の無い傷や節のある材料も廃棄すること無く使用しています。そのため座面表面、脚に多少目立つ傷、打痕、節や裏側の傷、汚れ等がある場合がございますが、何卒ご理解賜りますようお願いいたします。